第2弾「ロボットアドバイザーって何がよいの?」です。
投資初心者ミナ
投資の情報はどれ信じていいかわからないよ…
ロボットアドバイザーって何?
今回は、ロボットアドバイザーがどこで役立つかに解説したいと思います。
投資初心者ミナ
全自動の資産運用ツールの「ロボットアドバイザー」ですが、ユーザーも預金額もすごい勢いで伸びているようです。
ということで、今回、ロボットアドバイザー業界最大手「ウェルスナビ」の初級セミナー、中級セミナーに参加し、さらに書籍「これからの投資思考法」を読んで、ロボットアドバイザーの魅力について解説しました。
ベテラン投資家ちえじぃ
ロボットアドバイザーは、私自身、6つの会社で運用しています。その経験も踏まえて、解説していますので参考になればうれしいです。
また、第2回にわたってお送りします。まだ第1弾を見ていない方は、こちら1回目の記事( → 資産運用って必要?上手くやるには)をどうぞ。
資産運用っている?上手くやるには?業界No.1ウェルスナビの柴山代表のセミナーでわかったこと全自動の資産運用サービス「ウェルスナビ」の公式サイトを確認したい方こちらから → ウェルスナビ 公式サイトを確認する
いただいたウェルスナビステッカー
目次
長期・分散・積立投資はめちゃくちゃ手間がかかる
ベテラン投資家ちえじぃ
よしっ!長期・積立・分散投資だ!といっても、いざはじめるとなると、すごく大変なことがわかります。
- まず、手数料の安い証券会社を探して・・・
- えーっと、まず、どの株買う?
- そもそも、3000銘柄も株を買うなんて無理!
- あれ、金とか原油ってどうやって買うの?
- ヨーロッパの株とかどうやって買う?
- 倒産した株の代わりにどの株を入れる?
- リスクをどう計算する?
- 全部を毎月少しずつ買い増すなんて絶対無理!
資産運用に最適な「長期・分散・積立」投資ですが、とんでもなく、めんどくさいのが特徴です。
そこで生まれたのがロボットアドバイザーです。
そこでアメリカで生まれたのが「ロボットアドバイザー」
テクノロジーが発達し、めんどくさい長期・積立・分散投資の資産管理をアルゴリズムで実現しようと、アメリカで登場したの「ロボットアドバイザー」です。
これまでもプロの投資家の経験とカンで行ってきた資産運用をアルゴリズム化し、それをスマートフォンやパソコンを通して、利用できるようにしました。
ベテラン投資家ちえじぃ
ロボアドは、上場投資信託(ETF)で数千の銘柄を運用
実際の運用は、個別に株を売り買いするのではなく、世界の株をタイプ別にまとめた上場投資信託(ETF)というものを運用しています(→ETFとは?)
上場投資信託(ETFという個別株の組み合わせ)
例えば、ウェルスナビなら6~7つのETFを通じて、50か国、11,000銘柄に投資しています。
ウェルスナビの場合の構成
システムによってリスク・リターンを計算
そして、リスク・リターンの計算は、ユーザーの許容できるリスク(→ リスクって何?)を判断すると、アルゴリズムを使って、一番高いリターンが計算され、最適なポートフォリオを構成します。(取れるリスクによって、取れるリターンの最大も決まってくる)
許容できるリスクによって、リターンは決まる
ということで、アメリカのロボットアドバイザーの市場規模は拡大中
アメリカで始まったロボットアドバイザーですが、現地アメリカでは、2020年の市場希望は、予測にると、220兆円と言われています。(AT Keamey 世界的な経営コンサルティング会社より)
アメリカでのロボットアドバイザー市場の伸び
日本のロボットアドバイザーは?
日本でもロボットアドバイザーがいくつか存在し、預かり資産だと1位は「ウェルスナビ」で、2位は「お金のデザインのテオ」です。
LINE投資でも有名な「フォリオ」もロボアドをリリースしています。ネット証券会社大手の楽天証券・マネックス証券のロボアドも人気です。
- ウェルスナビ
- お金のデザイン(テオ)
- フォリオ
- 楽天証券(楽ラップ)
- マネックス証券(マネラップ)
- エイト証券(クロエ)
比較表はこちら
【ロボアド比較表】全5社 ロボアド比較(テオ、ウェルスナビ、フォリオ、楽ラップ、ON COMPASS)他にも、類似のサービスはありますが、全自動で運用してくれるロボットアドバイザー(投資一任契約を結んで運用)は、上記の証券会社となります。他の証券会社は契約がないので、結局細かい処理を自分でやる必要があります。
いつ資産運用をはじめるのがよいのか?
ここで、クイズです。
どちらが資産を大きく増やしたでしょうか。
- Aさん:とりあえず毎月10万円ずつ12ヵ月で合計120万円を運用
- Bさん:市場価格の底から毎月15万円ずつ8ヵ月で120万円を運用
※ どちらも投資額は同じ金額です。
一体、どちらの方が1年たって資産を大きくしたでしょうか?
上手く市場価格の底から買いはじめたので「Bさん」でしょうか。
答えは「Aさん(約154万円)」です。ちなみにBさんは約149万円でした。計算結果は次の通りです。
人間の思考は、効率的な資産運用とは、反対に動くことがあります。
それ以外にもウェルスナビの柴山さん曰く、世界の研究者の投資の研究で同じような結果が出ていることがあるそうです。それは、投資経験者の方は、なんとなくお気づきかもしれませんが、こちら。
このような心理的なワナがあるからこそ、資産運用は、アルゴリズムに任せるべきなのです。
そして、開始する時期は、市場の状況に関係なく、早い時から(年齢の若い時から)の方がよいようです。
スタート時期が早いことで、より長期間、積み立て投資すること可能です。上で解説した「複利効果(元本に加えて、利息が利息を生む効果)」も多く得ることができます。
買った直後に大きな下落があったら損なのでは?
リーマンショック(大幅下落相場)の直前の投資した場合のシミュレーションがあります。
下落直前に資産運用を開始したらどうなる?
この場合、買った当初は「元本割れの期間」「含み損の期間」がありますが、5年後には、回復し、さらに10年後の時点では、リーマンショックのマイナス分よりも大きな、リターン(含み益)が出ています。
購入直後の変動に一喜一憂するのは無駄
購入直後に、含み損や元本割れの状態が続くと、非常に不安な気持ちがありますが、ここで売らずにそのまま持ち続けた場合、いずれ回復し、それ以上に大きなリターンになることになります。
一般的に、購入直後は元本価格付近を上下しますので、不安に思うこともあります。ただ数年たって、購入当時の変動を見てみると、とてもわずかな価格の変動に一喜一憂していたことがわかります。
CEO柴山さんの実際の運用記録では、ブレグジットで一時、含み損が出ましたが、長期で見ると、まったく気にならないくらいの変動でした。今は大きく増加しています。
CEO柴山さんの運用結果
この結果からもわかるように、資産運用ツールは初回設定しておけば、放置で大丈夫なのです。確認するのは、数年後に1度で問題ないのかもしれません。
そういった意味で、働く世代の資産運用ツールとして、ロボットアドバイザーは、非常に頼もしい相棒になりそうです。
まとめ
今回、ロボットアドバイザー業界最大手「ウェルスナビ」の初級セミナー、中級セミナー、さらに書籍「これからの投資思考法」を読んで、第二回にわたって、解説してきました。
この記事のポイントは次の通りです。
- これからの時代は資産運用が必要。
- ただ、長期・分散・積立投資はめちゃくちゃ手間がかかる
- そこで生まれたのが「ロボットアドバイザー」
- ロボアドは、上場投資信託(ETF)で数千の銘柄を運用
- システムによってリスク・リターンを計算
- いつ資産運用をはじめるのがよいのか?→早い方がよい
- 買った直後に大きなショック(下落)があったら損なのでは?→長期で見たら微差
- 購入直後の変動に一喜一憂するのは無駄
- ロボットアドバイザーなら初回の設定で、あとは本業に集中できる
ベテラン投資家ちえじぃ
ロボットアドバイザーは、私自身、6つの会社で運用していますが、本当にオススメできる「資産形成ツール」です。利用者の伸びが、それを物語っているかと思います。
低金利時代、退職金・年金では足りない時代に、これまでの「貯金・預金」のスタイルから、これからは攻めの「資産運用」が必要です。
特に、本業がある会社員の方は、資産運用に時間を割いている暇はありません。
めんどくさいところは「ロボット」に任せて、「複利の効果の恩恵」を受けるのもありかもしれません。
それでは、賢い資産運用を。
全自動の資産運用サービス「ウェルスナビ」の公式サイトを確認したい方こちらから → ウェルスナビ 公式サイトを確認する
ロボットアドバイザーの比較はこちら
【ロボアド比較表】全5社 ロボアド比較(テオ、ウェルスナビ、フォリオ、楽ラップ、ON COMPASS)第一回目の記事をまだ見ていない方は、こちらもどうそ
資産運用っている?上手くやるには?業界No.1ウェルスナビの柴山代表のセミナーでわかったこと