ここでは、ロボアド「楽ラップ」について解説します。
楽ラップは、証券会社でも特に手数料が安く、プロが愛用する分析ツールをもつ楽天証券から提供しています。
楽ラップとは?
楽ラップは、楽天証券株式会社が運用するロボットアドバイザーです。
楽天証券は、昔から使いやすい投資ツールや手数料の安さ、わかりやすさで有名な証券会社です。ロボアドの楽ラップは2016年7月から運用が開始しています。
楽ラップは、他のロボアドと異なり、ETF(上場投資信託)ではなく、海外と国内の大手投資信託に投資します(ステートストリート、たわら)。特定の信託会社という点で、やや偏りはありますが、中身は国際投資分散なので、他のETFに投資するタイプと変わりません。
特定の投資信託を活用したロボアドであるため、手数料が固定0.7%+利益から5%と最も低コストです。利益に応じて手数料がかかるため、大きく利益が出た際には、手数料は高くなります(ただし、2種の手数料合計の最大は0.99%)
証券会社として、老舗であり、資本金が74億円と基盤が厚いので、ロボアド利用者としても安心です。
他にないユニークな点では、「下落ショック軽減機能」という暴落時の大幅な損失を回避する自動調整機能も備えています。
特徴
強み(メリット)
他のロボアドと比べ、優れているのは、低コストな手数料「0.70%」です。加えて、利益に応じて5%の手数料。(ただし、2種の手数料合計の最大は0.99%)。
楽天グループの強み、楽天銀行との入出金が手数料ゼロ・即時や、楽天ポイントが使えるなど、将来的にも魅力的。
大手であり、資本金が豊富で、大不況・大ショック時には、ベンチャーロボアドに比べ、心配が少ない。
下落ショック軽減機能で、相場が大不況・大ショック時に、軽減される可能性がある
他に劣る点(デメリット)
スマホアプリがないため、スマホではWebブラウザを操作する必要があり、やや不便。
詳細スペック
現在の運用結果
はじめて1,2か月ですが運用益が出ているようです。
ただ、初めて1ヶ月ほどでは誤差みたいなものですが。
運用画面(Webブラウザ)
スマートフォン用のアプリは出ていないので、ブラウザでログインしたり、操作は若干の手間があります。資産状況を確認する際は、定期的にメールで届く、運用報告書か、PCでの確認がよいかもしれません。
実現損益画面です。
売却した投資商品はこちらで損益額が確認できます。日々変化する評価額ではなく、あくまで売却により確定した損益額です。
画面上部の「資産合計」は、「前日比」「前月比」「評価損益」「投資来損益」で確認することができます。
資産の推移画面です。
資産の時系列変化を「1年・2年・3年」の期間で確認することができます。
評価額画面です。
円グラフで現在の商品ジャンル別の投資状況を確認できます。
下にスクロールすることで、商品ジャンル別の現時点の評価損益が確認できます。
(後から追加:画面はパウエルショック直後だったのでマイナスが出ています)
保有銘柄画面です。
保有銘柄と「損益額」「損益比率」を確認できます。
保有数量画面です。
商品の口数を確認できます。
あなたが運用している資産の運用報告書(PDF)は四半期(3か月)ごとにメールで受け取ることができます。実際に運用する際には、このくらいの頻度の確認でよいかもしれません。
運用中のコースの市場レポートは月1回確認することができます。
こちらは個人ではなく、運用コースの報告書です。
はじめ方
公式サイトから、まずは無料診断からスタートしてください。
口座開設は、質問事項の回答、本人確認書類のアップロード、ハガキの受取で完了し、入金して開始できます。
まとめ
さいごに、楽ラップの要点についてまとめると、
- 楽ラップは、楽天証券株式会社が運用するロボットアドバイザー
- 楽天証券は、昔から使いやすい投資ツールや手数料の安さ、わかりやすさで有名な証券会社
- ロボアドの楽ラップは2016年7月から運用が開始
- 他のロボアドと異なり、ETF(上場投資信託)ではなく、海外と国内の大手投資信託に投資
- 中身は国際投資分散なので、他のETFに投資するタイプと変わらず
- 特定の投資信託を活用したロボアドであるため、手数料が固定0.7~0.99%と最も低コスト
- 証券会社として、老舗であり、資本金が74億円と基盤が厚い
- 「下落ショック軽減機能」という暴落時の大幅な損失を回避する自動調整機能も備える
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