FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)徹底解説!真のAI搭載か?メリット・デメリット

【2019年最新】THEO 三周年に「手数料 最大0.65%」を発表!具体的な内容について直接CEOに聞いてきました!

投資初心者ミナ

こんばんは、投資初心者のミナです。

ロボットアドバイザー「THEO(テオ)」が3周年を迎えるということで、直接本社にお邪魔して、代表の中村CEOにお話を聞いてきました。

テオは、3周年を迎えて、大幅に利率を下げた新手数料体系「THEO Color Palette(テオ カラーパレット)」をリリースしました。今回は、その点についても具体的にレポートします。

投資初心者ミナ

それにしても、少し前に「攻めすぎない、守りすぎない」というキャンペーンをやってましたが、今回の発表、THEOさん「攻めすぎじゃないですか?」

色々と気になるところですが、疑問点を全部聞いてきました!

先に、公式サイトを確認したい方は、こちら

あなたにオススメ!
THEO Color Palette
THEO+ docomo

テオ 3周年おめでとうございます!

ロボットアドバイザー「THEO」は2019年2月に「3周年」を迎えたということです。ビジネスでは、3年で7割の企業がなくなってしまうという統計もありますが、着実にユーザー数を伸ばし成長しています。

2019年2月時点、運用者は6.7万人、預かり資産は360億円達成

運用者数 6.7万にを超え、特に、2019年1月には大きく運用者数が増加しました。

預かり資産は、360億円を超えています。

ベテラン投資家ちえじぃ

ユーザー数も伸びていますし、すばらしいですね!

社内もお祝いムード

社内は大きめのバルーンなどで、ポップな雰囲気に包まれていました。

CEOの中村仁(なかむら・じん)さんに、お話を聞いてきました。勢いのあるフィンテック企業の代表を務め、熱い気持ちを持ちつつも、やさしく出迎えてくれました。

中村 仁(ナカムラ ジン) CEOとは?

投資初心者ミナ

中村CEOは、めちゃくちゃすごい方でした。

箇条書きにすると次の通りです。

  • 2005年に関西大学卒業後、野村證券に新卒で入社
  • 新人のときは、野村證券の営業成績「歴史ナンバー1記録」を塗り替える。
  • 3年目には指導した後輩が、営業成績 1位、2位をW獲得する。
  • そのうちの、1名が「歴史ナンバー1記録(中村氏の記録)」を塗り替えた。
  • 功績が認められ、4年目から野村證券のニューヨーク事務所に研究員として移動。
  • 2年間研究員として勤務。移動の月に、リーマンショックの現場を目の当たり
  • リーマンショック後の2年の研究員としての活動がいまのTHEOにつながっている。
  • 2年間の研究員後に、日本の営業企画に移動。自由人と呼ばれ方をする仕事。
  • 自由人とは、野村證券の5年~10年後のみらい予想図を作るため、通常業務は何もしなくてもよく、年間上限予算なしで、世界のどこにでもいってもよいという仕事。
  • 3年で世界中の金融機関を調査。
  • 3年後に、京都支店に移動。富裕層部門を担当。「経営者とはなんぞや」を学ぶ。
  • マネーフォワードの辻庸介社長の紹介で、お金のデザイン代表の谷家氏と出会う
  • 構想に共感し、お金のデザイン社には、2016年4月に入社
  • お金のデザインでは、事業提携と資金調達の責任者を担当。
  • 2017年3月に代表に就任。2019年2月の現職。

 

ベテラン投資家ちえじぃ

ニューヨークのリーマンショックの現場を目の当たりにている経験と、野村證券の「自由人」として世界中の金融機関を調査していたという経験には、びっくりです。

テオ3周年で発表となった最大0.65%新手数料体系とは?

代表的なロボットアドバイザーの業界平均手数料は「1.0%」です。手数料を比較したい方はこちらの記事の比較表をご確認ください。

【ロボアド比較表】全5社 ロボアド比較(テオ、ウェルスナビ、フォリオ、楽ラップ、ON COMPASS)

元々は富裕層向けの投資サービスを基本設計としているロボットアドバイザー(投資を完全代行してくれるサービス)は、ロボット運用によって、手数料を抑えているといっても、1.0%が大手のギリギリといったところです。大手のプライベートバンクは、1.5%ほどです。

CMでおなじみのウェルスナビも1.0%です。長期割で5年ほどかけて最大0.9%の手数料になります。

そこに2019年2月に3周年を迎えるテオが、革命的な「手数料体系」を発表しました。

その名も「THEO Color Palette(テオ カラーパレット)」です。

THEO Color Palette(テオ カラーパレット)って何?

これまで手数料1%でずっとやってきたロボアド「テオ」ですが、3周年を機に、革命的な新手数料体系を導入してきました。

それが「THEO Color Palette(テオ カラーパレット)」です。入金額(カラー)に応じて、手数料を1.0%から「最大0.65%」に下げるというものです。

利用ユーザーには、入金額に応じて、カラーを割り当て、そのカラーによって手数料額を変更するような仕組みになっています。

投資初心者ミナ

おしゃれなネーミングですね!
ところでこんなに手数料を安くして大丈夫何ですか?

 

中村仁さん

新手数料の構想は、かなり前から社内で検討していました。

あとはタイミングだけでしたので、直近の「利用者数の伸び」と「3周年」が重なって、満を持してリリースしました。

カラー(ユーザーの利用額範囲)とは?

カラーは「入金額」に応じて次の5種類です。

  • ~1万円未満 → ホワイト
  • ~50万円未満 → ブルー
  • ~100万円未満 → グリーン
  • ~1,000万円未満 → イエロー
  • 1,000万円以上 → レッド

それぞれ割り当てられた利用者のカラーにあわせて、手数料が変わります。

  • ホワイト → 手数料 1.0%
  • ブルー → 手数料 0.9%
  • グリーン → 手数料 0.8%
  • イエロー → 手数料 0.7%
  • レッド → 手数料 0.65%
新手数料体系「カラーパレット」

いつから新手数料体系が適用?

「2019年8月」から新手数料体系スタートです。

ただ、判定期間は「2019年4月」からとなります。つまり、2019年4月から入金していないと、8月の新手数料体系が適用されません。

3ヶ月の判定期間がある

3ヶ月の判定期間があるので注意が必要です。8月に決まるカラーは、前月の「7月」に決まります。

「7月」のカラーは、「4・5・6月」の判定期間によって決まります。

判定期間は、1年で4回あり、小学校や会社の期と同じように「4月」からはじまり、春、夏、秋、冬と4つに分けられます。これは全ユーザーが同じ判定期間です。

  • 対象期間「春」:4月、5月、6月
  • 対象期間「夏」:7月、8月、9月
  • 対象期間「秋」:10月、11月、12月
  • 対象期間「冬」:1月、2月、3月

その判定機関を経て、翌々月から3ヵ月間で手数料が下がります。

  • 対象期間「春」:4月、5月、6月 →(翌々月から3ヵ月)8月・9月・10月
  • 対象期間「夏」:7月、8月、9月 →(翌々月から3ヵ月)11月・12月・1月
  • 対象期間「秋」:10月、11月、12月 →(翌々月から3ヵ月)2月・3月・4月
  • 対象期間「冬」:1月、2月、3月 →(翌々月から3ヵ月)5月・6月・7月

つまり、春夏秋冬の3か月間ごとに判定期間があり、その翌々月の3か月間有効になるというしくみです。

 

どうやってカラーが適用されるのか?

カラーの判定条件はというと、

  • 3ヶ月、毎月積立していること(1万円でもOK)
  • 3ヶ月、出金がないこと(期間中)
  • 3ヶ月の平均の入金総額によって判定(99万、100万、101万なら100万)

となります。

シンプルです。

例えば「イエロー(0.7%)」となるには?

もし、あなたが1万円ずつ積み立てていて、3月は入金総額 99万円、4月は100万円、5月は101万円であれば、

  • 3ヶ月、毎月積立していること → OK
  • 3ヶ月、出金がないこと → OK
  • 3ヶ月の平均の入金総額 → 99万円・100万円・101万円なので「平均100万円」

適用される条件は、100万円なので「イエロー」で手数料「0.7%」が翌々月から3ヵ月間適用されます。

ところで、なぜ「資産額」ではなく「入金総額」?

「預けている資産金額」ベースではなく、「入金時点の金額」ベースなのは、景気の変動によって、資産も増減するので、資産が含み「損」を抱えた時に、カラーがランクダウンしないようにというユーザーへの配慮とのことです。

投資初心者ミナ

株価が下がって、カラーもランクダウンすることがないのは、うれしいですね。

長期積立を自然とはじめられる仕組みを目指して

投資初心者ミナ

長期積立が良いといっても、なかなか実感できないですよね…

「長期積立」は、資産形成に効果的といっても、なかなか身をもって実感しにくいのが現実です。長期積立って「本当にお得な運用なのかわからない」という考えをもっている方もいるかもしれません。

新手数料体系「カラーパレット」は、そんな利用者の気持ちに配慮して、実感しつつ、長く積立てもらいやすいように、3ヶ月積み立てると手数料がお得になるように設計したとのことでした。

投資初心者ミナ

これなら利用する方も、自然に長期積立のメリットを感じられますね。

結婚資金などの一時的な引き出しにも対応

長期の積立てで、手数料がお得なるように設計されている「カラーパレット」ですが、途中で出金しても、3ヶ月また積み立ててれば、またすぐ元に戻るようになっています。

質問
1回出金するとまた初めから? → 3ヵ月の条件を満たせば、2か月後に元に戻る

他のロボアド、例えば、ウェルスナビは、「長期割」というものが存在し、100万円なら半年後に0.01%ずつ手数料がお得なり、5年かけて0.9%まで下がります。

ただ、一度出金すると「再スタート」となります(また1.0%から5年かけて、手数料がお得なっていきいます)。そのため、やや出金しづらいという面がありました。

一方、テオの「カラーパレット」は、3ヶ月積立・出金なしを続ければまた元の手数料にすぐに戻ります。もともと0.7%ならば、3ヶ月後にまた0.7%になります。

旅行資金・車の購入資金・結婚資金・家の購入資金・子供の入学資金など、一時的に引き出しても、また入金すれば、3ヶ月後にはまた同じ手数料で資産の運用が可能です。

 

ベテラン投資家ちえじぃ

これは「ユーザー・ファースト(利用者第一)」をうたう、「お金のデザイン」ならではの嬉しい設計ですね。

投資初心者ミナ

長期積立の良さを「しくみ」で設計する、まさに「フィンテック企業」ならではの発想ですね。

カラーは、ゴッホの絵をモチーフに

中村仁さん

しくみだけではなく、カラーのアイコンにもこだわっていて、カラーの絵は、ゴッホの絵をイメージしているんです。

カラーに関して、ちょっとしたこだわりを教えていただきました。それぞれのカラーをよく見ると何か描かれています。よく見ると、ゴッホの絵になっています。

ご存知の方も多いかもしれませんが、ロボットアドバイザー「テオ」の名前の由来は、画家ゴッホの生涯を献身的に支えた弟「テオ」からきています。そのため、カラーはゴッホの描いた絵がモチーフに描かれています。

メモ
  • 画家:ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
  • 兄を献身的に支えた弟:テオドール・ヴァン・ゴッホ

カラーパレット導入によってどのくらいお得なる?

旧手数料の1.0%と、大手のウェルスナビと比較してみました。

テオとウェルスナビで100万円を運用、加えて1万円ずつ積み立てたとして、

それぞれ次で計算

  • ウェルスナビ 1.0%手数料から5年で0.9%の手数料
  • テオ 1.0%手数料から5ヶ月目で0.7%の手数料

結果、これまでのテオより、2,200円くらい手数料がお得なります。ウェルスナビとも、1,700円くらい方がお得なります。

初回入会ならさらに「積立プログラム」を併用できる!

もし、積立をしていなければ、2019年2月現在実施中の「積立応援プログラム」と併用するとさらにお得です。

「はじめて積立開始した人が対象」で「3か月連続して積み立てる」と、「500~5,000円」が現金でTHEO口座に振り込まれます。例えば毎月 3万円の積立額なら1,000円現金キャッシュバックになります。

こちらを新手数料体系と組み合わせて、二重でお得です。

  • 入金額は、500円~5,000円(3万円積立なら1,000円)
  • 入金先は、利用者のTHEO口座へ
  • 入金タイミングは、積立3か月実施の約2か月後
  • 3ヵ月で積立金額を変更した場合、少ない方の金額で適用

3万円積立なら、100万円の初年度の手数料はほぼ無料なイメージですね。

投資初心者ミナ

最後に、中村仁CEOから、テオに込めた思いなどを色々聞くことができました。

代表の中村さんより熱い話をいただく

THEOは、ユーザーに「どのような価値」を出せるか追求する

インデックス投資と呼ばれる「市場の平均」に投資するだけであれば、ロボットアドバイザーではなく、他の投資信託を購入すればよいかもしれません。テオは、もちろん市場平均を狙うのに加えて、それを上回る価値を利用ユーザーに届けることを目指しているそうです。

それが、

  • 個人個人のリスクの許容度にあわせた資産運用
  • リバランス(くずれた資産比率をもとに元に戻す)
  • リアロケーション(投資対象ETFの見直し)
  • リクリエーション(市場に合わせたグロース・インカム・インフレヘッジの調節)
  • リプロファイリング(年齢にあわせた資産配分の調節)
  • スマート・ベータ戦略(グロースとインカムは、数かるインデックスから優れたインデックスの利用)
  • AIアシスト(市場下落予測時の自動ブレーキシステム
  • 資産の見やすさ(Goodデザイン受賞)
  • 元ブラックロックのヘッドを務めたアナリストによる定期的な設計見直し

などなど16項目にわたって説明いただきました。詳細は、別記事でまとめていますので参考にしてください。

【ロボアド解説】テオ (THEO) | 90%が満足と答える急成長中のロボアド THEOを運営するお金のデザイン本社に乗り込んで、強みを聞いてきた件 「THEO(テオ)+docomo」ついて本社に直接乗り込み、CMOの馬場さんに聞いてきました!

他のロボアドとの「テオ」の違い

他のロボットアドバイザーは、投資経験のある人、つまり「投資家に使ってもらう」ことを意識しているそうですが、テオは、これまで預金(銀行)・貯金(郵便局)だけだった方、つまり「投資をやったことない方」に、利用しやすいサービスを設計しているそうです。

そのため、

  • わかりやすい新手数料体系の設計だったり
  • 使いやすい管理画面の設計だったり
  • 大手携帯キャリア docomoとの連携だったり
  • お金に関するメディアの運営だったり

と、もっと使いやすく(コンビニエント)、もっと新しいお金とつながり(コネクト)を設計(デザイン)しているようです。

お金のデザインの使命(ミッション)より

 

フィンテック業界のユニコーン企業に選ばれました!

フィンテック業界の次のユニコーン企業候補(企業価値 約1100億円以上の未上場企業)ランキングに4番目(全体で17番目)に選ばれています。

次の産業界の主役は?NEXTユニコーン調査:日本経済新聞 https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/next-unicorn

直近で、新手数料体系「カラーパレット」やdocomoとの提携「テオ + docomo」など、数々の取り組みをおこなっていますが、さらに「ユーザー・ファースト(利用者第一主義)」で色々な取り組みを行っていくとのことです。

投資初心者ミナ

今後のTHEOが楽しみです。

まとめ

今回は、ロボットアドバイザー「THEO(テオ)」が3周年を迎えるということで、直接本社にお邪魔して、代表の中村CEOにお話を聞いてきました。インタビューした点をまとめると次がポイントです。

今回のポイント

  • テオは、3周年を迎えて着々と成長
  • 中村 仁(ナカムラ ジン) CEOはすごい人だった
  • 最大0.65%新手数料体系のカラーパレットを発表
  • THEO Color Paletteは、ユーザーの入金額のよるランク分け
  • 2019年8月新手数料体系が適用
  • 3ヶ月の判定期間があるので、4月から入金推奨
  • カラーが適用条件は、出金なしと毎月積み立て
  • 入金額100万円なら0.7%
  • 長期積立を自然とはじめられる仕組み
  • 結婚資金などの一時的な引き出しにも対応
  • カラーは、ゴッホの絵をモチーフ
  • 初回入会ならさらに「積立プログラム」を併用できる!
  • THEOは、ユーザーに「どのような価値」を出せるか追求する
  • 他のロボアドとの「テオ」の違いは、投資未経験者にやさしい
  • 2019年2月時点、運用者は6.7万人、預かり資産は360億円達成
  • フィンテック業界のユニコーン企業に選ばれる

ここまでの話を聞いて、着実にユーザー数を伸ばしているテオは、ユーザー・ファーストな設計のたまものだと思いました。

ビジネス戦略が良くても、実際、中身がともなわないと、ここまでサービスが拡大としないと思います。新たにはじまる「THEO Color Palette(テオ カラーパレット)」は、、ロボットアドバイザー業界としては、衝撃かと思います(圧倒的な手数料という意味で)

ぜひ、まだロボットアドバイザーをはじめていないようでしたら、試してみてください。
公式サイトのリンクを貼っておきますので、確認してみてください。

あなたにオススメ!
THEO Color Palette
THEO+ docomo