FOLIO ROBO PRO(ロボプロ)徹底解説!真のAI搭載か?メリット・デメリット

ローリスク・ハイリターンは存在するか?

ここでは、ローリスク・ハイリターンは存在するか?といった疑問について解説していきます。

残念ながら、「ローリスク・ハイリターン」は存在しません。
本当に、無いのでしょうか?そして、なぜ無いのでしょうか。逆になぜ、世の中には「ローリスク・ハイリターン」を謳う投資商品が出てくるのかについて解説します。

リスクとリターンの説明はこちら

「リスク許容度とは?」リスクとリターンの考え方

投資商品はリスクとリターンでバランスがとれている

投資関連商品は、リスク(損失の可能性)とリターン(利益の可能性)でバランスがとれている状態となっています。

なぜかというと、世界を代表する国が資本主義を採用しているからです。
資本主義では、価格は市場によって決まります。損失の危険性が少なく、その割に大きな利益が得られるものは、市場価格により価格がどんどん上昇してしまうからです。結果、あっという間に高い費用となり、大きな利益とバランスします。大きな利益を得るために、高いコストを払うことになります。

もし、市場に商品を出していなくても、関係している人・その情報を介在する人の間でなんらかの話し合いにより価格決定していますし、それらをかいくぐった取引であれば、法律に払拭しているかもしれません。最悪、逮捕といった事態も発生します。

そのため、もし、「ローリスク・ハイリターン」を歌う投資案件があれば、それはその時点で、まだ説明されていない、または説明できないリスクを持っています

良くある話、「ローリスク・ハイリターンですよ」という謡い文句で購入して、しばらくしたら「大変申し訳ありませんが、市場の状況により(関係各所の方針変更により)やむを得ず、本案件を終了することが決定しました」なんてこともあり、そんなことになったら目も当てられません。

こういった投資には、なくなってもよいお金で投資することをお勧めします。
高い利益を狙うなら、損失を覚悟することが必要です。世の中は「等価交換」(リスクに見合ったらリターン)が成り立っています。

非常に安全で、絶対に儲かる案件は、投資商品にならない!?

非常に安全で、かつ絶対に儲かる案件であれば、投資商品になりません。
代わりに、借金(低い利息で銀行から借りる、知り合いから借りる)という形をとります。なぜなら、何倍もの利益を払うよりも、その方が手数料が安いからです。

投資家への営業活動も意外に労力がかかるものです。「この案件は非常に安心で、将来有望なのでぜひ投資してください」といっても信じてもらえるかわかりません。こういった活動も不要になりますので、ハイリターン・ローリスクのものは、投資という選択肢をとりません

宝くじはローリスク・ハイリターン?

宝くじは、賭けた金額より損をしないし、一方、何億円のあたりを得られる可能性があるので、ローリスク・ハイリターンではと思うかもしれません。

しかし、「リスク」「リターン」というのは、損する金額ともらえる金額の比較ではなく、「不確実性(どのくらいの確率で当たるか)」を示します。実際、宝くじの当選確率は、とても低く、サイコロで例えると、10回連続で同じ目を出す確率とほぼ同じです。つまり、宝くじは、ハイリスクな商品です。

宝くじの確率はサイコロで例えると10回連続で同じ数字 | 教えて!goo
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/2646422.html

そして、宝くじもまた、リスクとリターンが見合っているのです。(等価交換)

リスクとリターンが見合っているとは?

100が170になる投資商品であれば、30に下がるリスクがあるということです。大抵、この30になるリスクは説明が省略されます。(なんとか買ってもらいたいので)
また、100投資して1,000になる投資は、当たれば10倍、ダメなら100しか損しないので、お得と思うかもしれません。しかし、その投資は、10回試して、9回は失敗するということです。

さいごに

「ローリスク・ハイリターン」は存在しないので、「ハイリターン」を狙うのであれば「損失」の覚悟が必要です。
一方、「ローリスク・ローリターン」はあまり魅力がないかと思うかもしれません。しかし、長期で投資すすれば、少しずつ、分配金や配当といった利息のような得がありますので、商品価格変動以外の部分で、徐々に資産が増えることになります。

この分配金や配当が長期投資の魅力で、リスクを下げて、自動運用してくれるロボアドの魅力でもあります。