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本当にがん保険は必要か?ホントのところFPに聞いてみた

投資初心者ミナ

・そもそも、がん保険って何?
・ホントに、がん保険って必要…
・がん保険ってデメリットある?

今回は、そんな悩みに答えるべく、がん保険についてファイナンシャルプランナーの渡邉さんにとことん聞いてみました。

1級FP/相続診断士 渡邉先生

2人1人はガンになる時代と言われています。がんになると、国の高額療養費制度が適用できるのである程度は、まかなえます。ただ、先進医療にかかる費用だったり、差額のベット代は、適用外となり、多くの費用がかかる場合があります。がん保険はそんなときに効力を発揮します。今回はそのあたりのメリット・デメリットも解説していきます。
聞いた人:渡邉亮 先生 1級FP/相続診断士
株式会社 AWARD 取締役 ( award-finance.com )
1級ファイナンシャルプランナー/相続診断士

慶応義塾大学理工学部卒。大手企業にて5年間会社員の後、得意とする金融・相続の知識を活かして、現職。お客様にあった着実な資産計画に定評あり。全国通算120回以上の講演経験を持ち、 書籍「貯蓄完全ガイド」を監修(晋遊舎出版)

がん保険とは?

保険会社によって異なりますが以下の特徴を持ちます。

  • ほとんどのがんで保険が適用される
  • 手術、放射線、抗がん剤のいずれの治療でもお金を受け取れる
  • がんと医者に診断されると一時金(例:200万円など)
  • 一日あたり最大数万円の入院費が受け取れる
  • 手術のたびに、一時金が受け取れる(例:10万円など)
  • 抗がん剤治療の費用に対して一時金を受け取れる
  • 療養のための退院した際に、一時金を受け取れる

いざ、がんになると、現在行われている治療法は全部で3種類。手術、抗がん剤治療、放射線治療です。手術方法にもよりますが、数十万から数百万の自己負担額がかかります。

また入院中や通院中に仕事ができなくなってしまうので、実際は、それにプラスでお金がかかります。

多くの人は、ガンになるのだからという理由で、入っておいた方がよい保険として「がん保険」は候補に上がります。

がん保険 メリット

  • 高額な治療費が発生した際の備えになる
  • がんと診断されたら一時金がでる
  • 入院時の給付金の上限日数がない

がん保険 デメリット

  • がん以外に使うことができない
  • 契約初期の90日の免責期間がある(保険適用外)

がん保険 注意点

1つ注意なのは、日本の場合、高額療養費制度があります。

高額療養費制度とは?

公的医療保険の1つで、医療機関や薬局でかかった医療費の自己負担額が、ひと月で一定額を超えた場合に、その超えた金額が支給される制度です。

例えば、70歳未満で、年収約370~約770万円の方が、100万円の治療を受けた場合、自己負担額は約9万円となります。

参考:高額療養費制度を利用される皆さまへ |厚生労働省
https://suumo.jp/jj/bukken/shosai/JJ012FD010/?ar=030&bs=011&nc=92236368

しかし、がんの治療にあたり、高額療養費制度適用外の先進医療にかかる費用、差額ベット代、通院交通費などがかかります。

また、がんは長期で治療することが多いので、現在の貯蓄との兼ね合いをみて検討されることがいいでしょう。また万が一、免責期間中の90日の間(契約してからはじめの3ヵ月は保険が適用されない)にガンになってしまうと保険が適用できないので、注意が必要です。

最終的には貯蓄も

がん保険は文字通り「がん」に特化した保険です。そのため、がん以外の病気になっても保険金はでません。病気は、様々なものがあるので、この点には注意が必要です。

最終的には、もしもの時の備えとしての資産運用・資産形成も必要です。

それに、がんになってもある程度耐えられる貯蓄がある方は、考え方によっては、がん保険に入らなくても問題はないのです。一方、特に若い時期には、がん治療の費用をまかなえない事が多いので、もしもの備えとして加入しておくのもありかもしれません。

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