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【賢い投資術】お金に働いてもらうとは?息子の事例から学ぶ、会社員の投資術

投資初心者ミナ

買った株が下がったとか、FXで大損したとか、投資ってなんだか怖いですよね。

今回は、パリで8年証券マンとして活躍し、警視庁の特別捜査官、投資の解説でラジオ日経のパーソナリティも務めていた「望月さん」に「投資の基本的な考え方」について聞いてみました。

NPO法人 専務理事 望月氏

こんばんは、元ラジオ日経「株式宅配便」でお馴染みのムッシュこと望月純夫です。

今回は、投資で資産を形成した我、息子の事例から、サラリーマンでもできる投資術について解説したいと思います。ちなみに、私の息子は、入社試験に40社以上も落ち、デイトレではケガをして、投資の才能にも恵まれませんでしたが、とある方法で資産を増やしています。

この人にインタビュー:望月純夫(もちづき・すみお)氏
1949年生まれ(70歳)。慶応大学法学部卒。旧・四大証券会社の1つ山一証券入社。新日本証券(現みずほ証券)の国際部(所長)としてパリに8年駐在。多数の金融商品に関して広い知識を持つ。また、警視庁(NY市警察)に、特殊捜査官として参画していた経験も持ち、多くの事例・投資手法にも精通している。

現在、経営コンサルタント。株式会社三技協顧問。NPO法人の投資クラブ支援会社「イカス」を設立。専務理事。公式サイトはこちら

元ラジオ日経「株式宅配便」のパーソナリティ。書籍「5年でお金を2倍に殖やす株式投資塾(あさ出版)」を執筆。

望月純夫Twitter @mussu104

お金に働いてもらうには

株って怖いイメージですよね?

株、経済、政治、聞いただけで拒否反応を示す方が多いのは残念なことです。方法論を学ぶことで考え方が変わるかもしれません。少し私の経験に耳を傾けてください。

人生50年代と言われた時代に生まれ育った私も今や古希に到達。一昔前であれば、盆栽や絵画、映画鑑賞等々で悠々自適にのんびり暮らして寿命が来るのを待っていれば良かった、それだけ寿命が短かった訳です。それが65歳から70歳まで働き、100歳まで生きることも出きる時代になりました。今まで蓄えたお金や年金で持つのか心配する方も多いのは確かです

人生100年。老後に向けて資産運用が避けられない時代に

不安でどうしたら良いか分からず、悩んでいるかもしれませんね。単に貯金をしているだけでは対応は十分と言えません。そこでお金に働いてもらう必要があります。お金に働いてもらうと言うことはどういうこと?それは投資先を見つけて運用し、お金にお金を生んでもらうことです。

上場会社に勤めている人は、まず迷わずに自分の勤める会社の株を毎月購入する持ち株会に入って下さい。未上場企業の方は、NISAやIDECOを活用下さい。

とにかくコツコツ買って見て下さい。成功例の一つを紹介します。私の息子のケースです。

苦難の中、社会人をスタートした息子

息子は海外で8年間の生活を送ったこともあり、語学は得意なはずですが、大学の教養課程の英語・フランス語は「C」ばかりでした。当然のように40社以上も入社試験に落ちました。そこで、3ヵ月の期限を切って、TOEICの800点に挑戦し、再度挑戦し、何とか入社が決りました。

その会社は半導体の商社で業績は市況産業そのもの、良い時期と悪い時期が4~6年で繰り返していました。受験したときは、好景気の時期でボーナスが3回も出ました。しかし、入社した時は赤字に転落で、ボーナスは2回に変じ、金額も減少していました

父親の勧めで持ち株会に応募

会社で、持ち株会(会社で募集する自社株の積み立て購入)の募集がありましたが、新入社員38名に対して、応募したのは3名でした。当然息子は応募し、毎月3万円、ボーナス時3倍の9万円としました。さてさてその成果は?

ほぼ3年で最低売買単位の1000株となりました。その時の平均取得価格は840円でした。すると会社の業績は一転して急回復、何と1年半程度で最高値6500円まで上昇しました。

なんと、約7.7倍です。

株が大当たり!売り時はいつ?

どうしたら良いのか質問があったので、最高値から20%以上下落したら、全ての好材料を織り込んだとみて売却するようにとアドバイスしました。過去の経験則で、3年の上昇又は安値から6倍になったものは、取りあえず売ることなので。こうして初めて大幅な利益を得て、目的の自動車を自分の手で購入し、その後結婚もしました。

お金に働いてもらうということは、長期的な投資

投資というと、FXやデイトレで短期売買をして儲けることをイメージしますが、3年、5年、10年と長期でみることも投資で大切な要素です。現に息子は、一日中パソコンに向かって売買を繰り返すことなく資産形成が出来ました。

一度は、夏休みを利用してディトレもしたようですが、エネルギーの浪費ということが理解できたようです。

お金に働いてもらうと言うことは、会社や業績というもの理解して投資することで利益を得ることで、売買を繰り返して利益を得る投機とは異なるものと思ってください。

次回は、また異なる角度で学んでいきましょう。

それでは、賢い資産運用を。